保育士さん「いじめ問題」原因と抜けだす方法とは?
保育士として働いていく中で、人間関係に困っている方は少なくないです。中には「いじめ」に苦しんでいる方もいることでしょう。
今回は保育士の「いじめ問題」の原因と「いじめ問題」から抜けだす方法をご紹介します。
目次
保育士の「いじめ問題」の原因
保育士間でいじめが起こる原因として、保育園特有の環境が挙げられます。
忙しすぎる労働環境
保育士は多忙です。子どもの保育の他に膨大な量の事務仕事と環境整備もしなくてはいけません。保育中は子どもから目が離せず、休憩時間に環境整備や会議を行い、退勤後には事務仕事をしている保育士がたくさんいます。そのような職場では人間関係が悪くなるのも無理はありません。心の余裕の無さがいじめへとつながっていくのです。
女性が圧倒的に多い職場
同じ意見の人に仲間意識を抱きやすい女性にとって、性別や世代の差、保育観や価値観の違いなどがいじめの原因となります。群れることで安心し、排除することで自分たちが正しいと思いこむのは、女性の世界ではよくあることです。女性の割合が多い保育の現場は「いじめ問題」が発生しやすい環境なのです。閉じられた空間の保育室
保育室はクラスごとに壁があり、他のクラスや管理職からは見えにくい構造になっています。クラス内で「いじめる側」の存在があったとしても気づかれにくいので、いじめがエスカレートしてしまいます。
「いじめ問題」から抜けだす方法
いじめに耐え忍ぶ必要はありません。自分らしく保育をするために、いじめ問題を解決していきましょう。
いじめの実態を記録として残す
いつ・どこで・誰が・何をしたのか、を具体的に記録しておきましょう。記録を残しておくことによって、相手や保育園と話し合いになった時に証拠として使用することができます。
信頼できる人に相談する
同僚や先輩、上司の中に信頼できる人がいれば相談してみましょう。話を聞いてもらうだけで気持ちが楽になるし、解決策が出てくる可能性もあります。職場の中に相談できる人がいなければ家族や友だちに聞いてもらうのも良いでしょう。各都道府県に設置されている労働局に相談するという方法もあります。
転職する
どうしてもいじめが解決しない場合、転職をしましょう。逃げることに抵抗を覚える必要はありません。今いる場所がダメでも、他の場所なら輝けるということもあります。最終的には転職するという手もあることを覚えておきましょう。
保育のプロとしての意識をもとう
保育のプロは子どもにとって最善の利益を考え、行動します。「いじめ問題」は保育士の不仲を生み、その様子を見ながら生活する子どもにとっては利益が無いどころか、マイナスな要因まで与えることとなります。勇気をもっていじめ問題を解決し、プロの保育士である自分に誇りをもちましょう。