【いい職場に出会うために】企業主導型保育園の見学でチェックしたいポイント

2021.01.19

転職をお考えの保育士さんの中には“企業主導型保育園”への就職を検討していらっしゃる方も多いと思います。せっかく転職活動をするからには「ここで長く働きたいな」「ここなら生き生きと自分らしく働けるな」という職場に巡り合いたいですよね。しかし、Webサイトや求人誌の情報だけではなかなかイメージが湧きづらいもの。そんな時は、実際に自分の目で保育園の雰囲気を確認できる「園見学」がおすすめです。今回は、企業主導型保育園を見学するときにチェックしたいポイントをご紹介します。

園見学の目的とメリット

就職を希望する保育園に応募する前に、その保育園に自ら出向いて実際の職場環境や保育現場を見学することを「園見学」と言います。保育士が転職活動を行う際、一般的には求人情報を確認し、条件に合えば面接に応募。面接を経て採用、就職という流れを踏みます。

しかし、求人情報だけでは給与や休日といった大まかな情報や、その保育園の良い情報しか得られないことが多く実際に就職した際のギャップが生じることも。こういったお互いのギャップを無くす目的で「園見学」が設けられています。事前に転職先の雰囲気を体感出来る点が最大のメリットです。

特に企業主導型保育園では、独自の保育方針や運営スタイルを持っている保育園が多くあります。自分に合った職場選びをするために、実際に保育園の雰囲気や保育士さんの様子や保育園の方針を「園見学」で事前に確認することをおすすめします。

企業主導型保育園を見学時のチェックポイント

<保育方針や保育園の考え方>

企業主導型保育園の最大の特徴は、独自の保育方針や考えを元に運営していること。中にはとってもユニークな保育方針を掲げた園も存在します。

例えば「かしま保育園(大阪市淀川区加島)」は、ネイティブの先生と共にヒアリングプログラムを遂行する“英語教育”に力を入れています。また「ひろゴンの保育園(茨木市春日)」ではボルダリングやリトミックといった本格的な運動に力を入れています。経営母体が音楽教室を運営している企業では、音楽に力を入れている保育園も。

「自分がどういった保育士でありたいのか」「自分の考えが実現できそうな保育園なのか」という視点を持って確認してみましょう。

<子ども達の様子>

立派な保育方針や考えがあっても、子供たちに届いていなければ本末転倒です。子ども達の様子をチェックすることで、職場の雰囲気や働きやすさの予想がつきます。子どもたちがのんびり楽しそうにしている園は先生同士の連携が円滑で、保育園内の雰囲気も良いと感じることができます。逆に子ども達が執拗に先生に対して怖がっている場合は、あまり雰囲気の良い職場とはいえないかもしれません。

<他の保育士さんや園長先生の年齢層・雰囲気>

保育士さんたちの年齢層をチェックすることでも働きやすさが分かります。例えば若い保育士さんばかり、もしくはベテランばかりの環境は、結婚・妊娠後働きにくい、続けにくい職場なのかもしれません。また、自分と同世代の保育士さんが居るかもチェックしたいところです。

自分の上司や先輩、同僚になるかもしれない保育士さん同士のやりとりや雰囲気も、実際に見てみましょう。いきいきとした挨拶、返事、笑顔が飛び交う職場だと馴染みやすい環境なのかもしれません。

<衛生面や安全管理面>

保育園運営において、すべての基本となるのが「衛生・安全」。建物や設備の新しさではなく、毎日の掃除や整理整頓が行き届いているかをチェックすることで、衛生面、安全面の確保や維持がされているかを確認しましょう。

保育園内の清掃は業者に任せているところ、保育士同士で当番を組んで行っているところと様々です。こういったところも事前に確認しておくと安心です。

<園のスケジュールやイベント>

企業主導型保育園では園独自のイベントや催しを設けているところが多く、経営元ならではのイベントが多いのも特徴です。例えば、歯科医院が経営する「HAPICA保育園(吹田市佐竹台)」では月に一回の歯の定期健診や歯科見学が行われています。

イベントや催し物の内容、数をチェックすることで、制作物の量や残業時間の目安が予測できます。自分のライフワークバランスに応じて考えてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。自分の知らない保育園へ行くのは、緊張や不安があるかもしれません。園見学当日を有意義な時間にするためにも、ぜひ今回ご紹介した5個のポイントを参考にしてもらえればと思います。園によって様々な特徴がある企業主導型保育園。ぜひあなたにピッタリの職場に出会えるよう、応援しています。

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