企業主導型保育園への転職でチェックするべき5つのポイント
転職を検討している保育士さんの中には、就職先に企業主導型保育園を検討中の方もいらっしゃると思います。せっかく就職・転職活動をするなら、安心して働けて子ども達とも楽しく過ごせる職場を選びたいですよね。今回は、企業主導型保育園への転職を検討するときに役立つポイント5選をご紹介します。また認可保育園との違いも踏まえてお伝えします。
目次
企業主導型保育園とは?
企業主導型保育園とは「企業(会社)」が作る保育園のことで、認可外保育園にカテゴライズされます。企業が子育てをしながらでも働きやすい環境を作るため、会社で働く人のニーズに応じて営業時間を設定。福利厚生の一部として利用できるような保育園として、運営されています。
国からの助成金を得ながら、大きな企業が運営している場合が多いので認可保育園と比べ、給料面といった待遇、勤務時間の融通などメリットとなる点も多くあります。
転職前にチェックするべき“働きやすい職場”の条件
一口に“保育士として働く”といっても、何を重要視するのかは人それぞれ。本格的な転職活動を始める前に「保育士としてどのように働きたいのか」を改めて整理しましょう。
そこから少しずつ「働きやすい職場」の条件が見えてくるはずです。
ここでは企業主導型保育園への転職でチェックするべきポイント5選をお伝えします。保育士の転職理由で多い項目と、企業主導型保育園の特徴を合わせてご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
①勤務時間
企業主導型保育園は認可保育園と比べ、運営母体によって条件が異なるので勤務時間や雇用形態も様々です。共通して保護者の多様な働き方に応じて柔軟に対応しており、認可保育園ではあまり見かけない遅い時間までの延長保育や夜間保育、日祝の休日保育のほか病児保育や一時預かりを行っている園もあります。
働く側にとっては、勤務時間の選択肢が増え様々な時間で柔軟な働き方ができる可能性があります。園によっては希望の勤務時間を詳細に検討できるため、プライベートの時間の確保などにもメリットがあります。
②給与・待遇面
保育士さんの転職理由の上位に入る給与面。保育士の収入は「低い」と、社会問題として度々取り上げられることも少なくありません。そんな中、企業主導型保育園は対象の園に対して補助金の制度を施行している都市もあります。そのため認可園と変わらない、もしくはそれ以上の給与になるところもあるそうです。
経営母体がしっかりしている園では、賞与が4ヶ月以上というところも。また、経営元によって待遇面が大きく異なることもあるので、現状と照らし合わせるなど事前に調べておくのがおすすめです。
③勤務場所
ほぼ毎日通わなければいけないので、通勤のしやすさも大切です。企業主導型保育園は、企業が経営しているのでお迎えなどに便利な駅ビルの中や駅前に立地していることが多く、アクセスも抜群であることがほとんど。駅ビルや駅前にあれば、通勤を考慮した送り迎えができるだけでなく、お買い物や用事をついでに済ますことも可能です。
勤務先を自宅付近の保育園に絞るのではなく、生活パターンに合わせて検索範囲を広げるのも良い園に巡り合えるコツです。
④保育士としての将来像
将来像を重視する方には、「自分がどんな保育士でありたいのか」「いつまでにどんな生活をしていたいのか」という理想を実現できる園であるかが重要です。
企業主導型保育園は新設で運営を開始するところが多く、オープニングメンバーとしてフレッシュな環境で一緒にスタートできるため、自分の成長方針や考えが認められやすい環境です。自分のキャリア設計の中で「何が必要か」を考え、必要な要素を実行しやすい職場であれば、自ずと理想とする将来像に近づけるのではないでしょうか?
⑤保育園の運営方針や保育に対する考え方
企業主導型保育園は認可事業ではないため、行政の監視機能が働かず質の担保が各事業者に委ねられています。そのため運営に際し、保育料やサービス内容を自由に設定することができます。
中には、より良い教育方法を目指すため最低限の認可基準以上の高い基準値を独自で設定している園もあります。つまり保育園によって保育料やサービスはもちろん、園の運営方針や保育方針がそれぞれに色濃く出るという側面があります。
運営方針、保育方針などは転職情報やホームページなどで確認できることが多いので自分自身の考えと合っているかチェックしてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、企業主導型保育園への転職でチェックするべきポイント5つをご紹介しました。認可保育園とはまた違った特徴がある、企業主導型保育園。転職時のメリットも沢山ありますので、ぜひ参考にしてみてください。しっかりポイントを抑えて、後悔のない転職活動にしましょう。