保育士必見!冬の時期だからこそ楽しめる遊びをご紹介します。
もう少しで寒い冬がやってきます。一年もあともう少しですが、子ども達にとってまだまだ楽しい行事がたくさんありますよね!
寒い時期でも子ども達は楽しく元気に遊ぶものです。そんな子ども達の冬の過ごし方はお部屋にこもりっきりにならないように、楽しめる過ごし方や冬の時期ならではの注意点をご紹介します。
目次
冬の行事
冬といえば、冬休みがあり、クリスマスやお正月、餅つき、など様々な行事がありますよね。
保育園や幼稚園では様々な行事に取り組んでいるのではないでしょうか!?
子どもにとっては、楽しいだけではなく、いろんなことを学べる時期でもあります。
日本の伝統や、外国から始まった行事など様々な学びがあり、子ども達も興味関心を持ち始めます。
クリスマス
子ども達の中には、クリスマスはサンタさんがプレゼントを届けてくれる日だという子がいました。
子ども達には、「イエス・キリスト様が神様になって、たくさんの人を助けてくれたのが嬉しかったから、神様が来てくれた日をクリスマスにして、お祝いしているんだよ」というように説明すると、伝わりやすいですよ。
日本以外の国にも行事があり、由来があることも学びの一つなので伝えてあげましょう。
お正月
お正月は日本に昔からある行事で、家族みんなが健康に暮らせるように、年神様にお祈りをします。
新しい年が来ることを、“年が明ける”というので、「あけましておめでとうございます」という新年の挨拶をするようになったことも伝えてあげましょう。
また、お正月に会った親戚の人やお友だちにも新年の挨拶をするように声を掛けてあげることで、初めは意識しながら挨拶をしていたことも、自然と新年の挨拶をするようになります。
お餅つき
お餅をつく道具に実際に触れてみる経験も大切です。杵(きね)と臼(うす)の重さや大きさを経験させてあげましょう。
お米はお米でも、「お餅用のお米があること、みんな知っているかな?」などと子ども達に問いかけながら、伝えてあげると、子ども達も興味を示し答えてくれます。
お餅は新しい年の神様にお供えして神様と一緒に食べることで、新しい命や力を授かると言われています。
神様に「今年1年が幸せでありますように」とお祈りするためだよと分かりやすく教えてあげましょう。
節分
節分は、「みんなが健康で幸せに過ごせますように」という意味をこめて、悪いものを追い出す日です。
「鬼は外、福はうち」と言いながら豆まきをするんだよと伝えてあげましょう。
保育園や幼稚園では行事の一つとして鬼に向けてみんなで豆まきをしませんか?中には泣きながら豆をまく子もいますよね。
冬の遊び
『冬』は嫌いという子は少ないのではないでしょうか。
「冬休み・クリスマス・お正月」など嬉しい行事がたくさんあり、長期の休みがあり、プレゼントをもらって
冬の寒い環境とは対照的に、心の中はあたたかい気持ちになることも多い季節ですよね。
今回は、外遊び・悪天候時の室内遊びなど『冬』にこそ遊んで楽しい、子どもとの時間を充実させる方法をご紹介していきます。
室内遊び
室内遊びでは、冬ならではの作品をたくさん作れます!
スノードームづくり
子どもが大好きなイベント、クリスマスですね。
保育園や幼稚園ではもちろん、家でもはかわいい飾りつけをするところも多いのではないでしょうか。
スノードームは小さいお子さんでも簡単に作ることができます。
出来上がった飾りをお部屋にみんなで一緒に飾りつけをすると協調性もうまれるのでみんなで楽しく過ごせますよ。
紙粘土で雪だるまづくり
紙粘土でコロコロ丸めてくっつけるだけの簡単雪だるまです。雪だるまを作る練習にもなりますよ。
また、散歩時に枝や葉っぱを拾ってくっつけるのもいいですね。
一つひとつ表情が違い、雪と違って溶けないので、ずっと飾ることができます。
オリジナルかるたづくり
学年が大きくなると自分で絵を描いたり、文字を書くこともできますよね。子どもの発想で思い描かれた絵や文を読むと、大人と違って個性あるかるたが出来上がります。完成後は、自分たちで作ったかるたで遊ぶことがとっても楽しいですよ。
コマ作り
木製のコマに自分たちで色を塗ってオリジナルのコマを作ります。出来上がってからは、誰が一番コマを長い時間回すことが出来るのか勝負したり、コマでいろいろな技を身に着けたりと、お正月らしい遊びですよね。負けづ嫌いの子は一番を目指したいので特に夢中になります。
外の遊び
雪遊び
雪だるまや雪合戦など雪でいろんなあそびができますね。
雪がなかなか降らなくなっていましたが、降った日にはたくさん雪に触れて冬を感じましょう。
正月遊び
お正月になるといろんなお正月遊びがあります。
今ではなかなか見ることもなくなりましたが、紙風船や凧揚げは経験したことがあるのではないでしょうか。
散歩
秋探しに散歩に出かけますよね?冬の散歩も発見がいっぱいです。
持ち帰った落ち葉や枝などで製作にも使えますよ。
マラソン
寒い時期に白い息を吐きながら頑張って走っている小学生などをみたことがありませんか?
年齢が小さければ小さいほど、体と心の働きは強くつながっています。
部屋にこもっていると、運動量が減ってしまうということだけでなく、意欲や集中力なども低下してしまうので気を付けましょう。
外では楽しいことがたくさんあります。
体調管理も必要ですが、部屋にこもりっきりにならないようにしましょうね!
絵本特集
保育園や幼稚園では、絵本を読むことがたくさんありますよね。最近では雪が降ることも少なくなってきています。
冬の季節を感じられる絵本で子ども達にお話を読み聞かせしてあげるとよいでしょう。
大人でも実際に見たり経験をしていないと、イメージがわかないですよね?子どもも同じです。
その為、絵本などでお話の世界に入っていくことで、子どもは興味がわき想像力も豊かになっていきます。
寒い季節ですが、心は温まる冬にピッタリの絵本をご紹介します!
てぶくろ
この絵本は、一度は見たこともある方も多いのではないでしょうか?
少年が落としてしまった片方だけのてぶくろの中にいろいろな動物たちがお邪魔するというお話です。
お遊戯や、製作活動などの導入でも多く使われていますよ。
こんとあき
こんは、おばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみです。ある日なかよしのあきとふたりで、おばあちゃんに会いに行くことになるのですが、それまでの間にいろいろなことがおこります。
二人で列車に乗って旅に出る姿はドキドキや不安な様子も描かれていて、子どもが感じるいろんな感情が表現されています。絵や色も優しくてとても心温まります。
わすれんぼうのサンタクロース
子どもが大好きなクリスマス!もちろんサンタクロースも大好きですよね。
この絵本は、わすれんぼうのサンタクロースのお話です。
サンタさんの衣装に着替えるのを忘れたり、子どもたちへのプレゼントを持っていくのを忘れたり……。相棒のトナカイ、ルドルフはいつもため息をつきながら温かくサンタさんを見守っています。子どもとサンタさんの忘れ物が何かを掛け合いながら読み聞かせができます。
あけましておめでとう
お正月になると食べるものや、門松をおいたり、みんなで絵本を読みながら、お正月について知ることが出来ます。
絵本に関しては、本当にたくさんの種類がありますよね。いろんな絵本を読んであげること絵で、子どもの発想力想像力も養われ、活動の導入にも役立ちます。
注意点
・冬場は 22~23℃が室内温の目安になっています。子どもは体温調節が未熟な為、着せすぎると急激
に体温が上昇する事があります。寝る時などは気を付けて見てあげてください。
・子どもは、動きが活発なため、厚着をさせなくても大丈夫です。 ただし、子どもは大人より体温が高いとはいえ、自律神経が未発達な子どもに過度な薄着をさせると、風邪をひいてしまうので、年齢に合わせて着衣量を調整できるようにしておきましょう。
・空気が乾燥すると、喉を痛めたりしますので、冬の遊びでも水分補給をしっかりして喉を潤してあげ
てくださいね。
・肌の乾燥やトラブルがある子は、冬場に症状が悪化しやすい傾向にあります。
・冬は寒いので、なかなか外に出たく無いお子さんもいるかもしれません。
寒い時期だからこそ外へ出て丈夫な身体を作りましょう。
風邪をひきやすい時期でもあるので衣服の着脱には気を付けましょう。
まとめ
冬は、楽しいがいっぱいの時期です!
寒い時期だからこそできることもたくさんあるので、外に出て体を動かして遊びましょう。
幼稚園や保育園では周りのお友達がいていろいろな遊びができます。
子ども達が積極的に遊ぶことが出来るように、保育士がいろんな遊びの引き出しを持っておくと、子どもからも人気になること間違いなしです。