認可取消!?監査対策は大丈夫ですか?

2019.06.07

ワイドショーなどでも話題になったある保育園の話

2018年の夏ごろのことだったと思いますが、近畿地方のある認定保育園の話題が、ニュースやワイドショーを騒がせていました。その保育園では、子供たちに食べさせる昼食の量が極端に少なかったり、おやつがかっぱえびせん5本だったりとか、冷暖房費を節約するためという名目で、寒い日も暖房の設定温度が低く、とても寒い部屋の中で子供たちを過ごさせる等、劣悪な環境での保育園運営が明らかになったのです。

さらにこの保育園では、実際の定員数よりも多い園児を受け入れていたりという事実も発覚し、認定取消しを検討中という話題になっていました。

監査対策を怠っても認定取り消しになる事も!?

企業主導型保育事業についても、認定取り消しになったという事例はなくはありません、事例としては非常に少ないのですが、例えば施設整備が完了したにもかかわらず、実際の運営がなされなかったため取り消されたという事例があります。これは、保育士の求人がうまくいかず、実際の運営が困難になったためなのか不明です。また、園児が集まらなかったのかもしれませんが、施設整備の設備投資が無駄になってしまう、大変もったいない話ですね。
また、利用児童や職員配置の数値を水増しして報告していた等の理由により助成金の虚位申請、不正受給とみなされたため認定取り消しになってしまったという事例もあります。この様に監査に対していい加減に取り組んでいると、不正とみなされてしまうという点もないとは言えません。監査対策は怠りなく行ってくださいね。

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