【保育士に聞く】保護者、近隣住民…さまざまな”クレーム”にどうやって対応している?
子どもたちの成長に関すること意外で考えなくてはいけない事。
それは”クレーム”対応です。
保護者からはもちろん、最近は騒音での近隣トラブルも頭を悩ませる問題にまで発展していますよね。今回は事例をもとに、どのように対応していくと良いのかをまとめていきます!
目次
保護者からのクレームと対応
事例①:「どうしてうちの子が主役ではないんですか?」
【対応方法】
子どもたちとどのようにして決めたのか、その時の保護者の子どもがどんな様子だったのかを伝えましょう。
決まるまでの背景が分かると安心・納得してくれる保護者も多いですよ。
事例➁:「うちの子だけ、離乳食やトイトレの進みが遅いんですがちゃんと見てくれていますか?」
【対応方法】
子どもたちにはそれぞれのペースがある事、その子のこれまで出来るようになった事。そして現段階の様子とこれからのかかわり方を細かく伝えましょう。ちゃんと保育士が見て、考えていてくれているんだと分かれば、周りと比べることなく一緒に見守ってくれます。
保育士としての心構え
「モンスターペアレント」という言葉がありますが、実際にはそこまで理不尽な人はいません。どの保護者も我が子が大事で心配なだけ。保育士がちゃんと見てくれている・向き合ってくれている事が伝われば、保護者との信頼関係は強くなります。まずは自分の保育や子どもたちへのかかわり方を日々振り返りながら、自信を持って保護者に話が出来るようになりましょう。
近隣住民からのクレームと対応
近隣の方から寄せられるクレームは、ほとんどが「騒音」です。
事例①:「ピアノの音や、叫ぶような子どもたちの歌声がうるさい!」
【対応方法】
対応方法歌の時間は窓を閉める。住宅街にある保育園なら、防音工事も一つの方法ですね。子どもたちには「歌は大きな声よりもキレイな声で歌おうね」と指導しましょう。
事例➁:「お迎え時の親の立ち話・子どもの声がうるさい!」
【対応方法】
園便りで保護者に伝える。お迎え時間時に、一人見守りとして保育士を配置。
事例③:「家の前に自転車や車を停められる。ゴミも多い」
【対応方法】
➁と同じ対応。禁止事項として徹底する。
事例④:「行事の時の音がうるさい!」
【対応方法】
行事前・終了後には挨拶まわりを忘れずに。夏祭りや運動会などは招待したり、餅つきや芋堀などではお裾分けをしたりと積極的にかかわりを持ち、良い関係を築けるようにしましょう。また、散歩やお迎え時に顔を合わせたときにはすすんで挨拶をするなど、日頃から良好な関係を築けるといいですよね!
まとめ
保護者や近隣住民の方とは普段からコミュニケーションを取るようにしましょう!
実際に「顔見知りの子の泣き声は気にならない」という声も多く聞きます。また、園としての考え方や方向性を示すことも大切です。その場その場で対応が違っていたり、行き当たりばったりの対応だと、まわりからの理解も得られずクレームに繋がりやすいので気をつけましょう!