企業主導型保育園で働く時の注意点とは?(大阪版)

2019.11.14

企業主導型保育園は、平成28年に保育園の柔軟な設置・運営を助成するための制度として国の施策により作られた保育園です。簡単に言うと、「会社が作る従業員のための保育所」であり認可外保育園に属します。新しい制度の保育園であるため、従来の保育園とは違い労働環境の面で様々なメリットがある一方、注意すべき点もいくつか挙げられます。

そこで、企業主導型保育園を就職(転職)先として検討する中で、注意したほうがよいこととはどのようなものがあるか解説していきます。

企業主導型保育園は安定した運営が期待できるのか?

企業主導型保育園は、保育士さんや子どもたちの親が安心して働けるために作られた新しい保育園ですが、なかには国が見通しの甘い業者の申請を通してしまったことによって、早くも閉園にならざるを得なくなった保育園もありました。

そこで、保育園の運営元が安定した事業の継続を期待できるかを、ある程度調べてから応募したほうがよいでしょう。

例えば、『ニチイ学館』などの大手企業が全国展開している保育園などは、大規模で継続的に経営しているというところから安心感もあります。大阪にも『ニチイキッズ南堀江保育園』などがありますよね。

他にも保育園を探す際、立地・保育士や園児の数、設備などを調べたり、また実際の保育園の様子などを見てみると良いかもしれません。

企業主導型保育園の勤務時間は?

企業がその従業員のために保育園を運営していた場合、運営側の休みに合わせ保育園もお休みになることになります。

例えば、その企業が土日祝日や年末年始などの休みがしっかりある場合、保育園もお休みになるので保育士さんにとってもありがたいですよね。

逆に24時間営業や夜間営業の保育園もあるので、そうした保育園の場合は勤務時間が不規則になりがちです。

このように企業主導型保育園は、自分の働きたいスタイルに合わせ、さまざまな勤務時間の保育園から自分に合ったところを選ぶことができるといえます。

企業主導型保育園の休日は?

企業主導型保育園の場合、その保育園によって独自のサービスや行事があるので、保育園によっては保育士の負担が増える場合があります。

例えば、布団カバーの洗濯や紙おむつの処分を保育園側が行うところもあります。また、通常の行事のほかに、保育園側が定期的に講演会を行う場合もあるそうです。そういった保育園独自の特色も調べたほうが良いでしょう。

企業主導型保育園の保育士有資格者の数はどれくらい?

企業主導型保育園では保育士の資格を有さない職員が多いところがあります。このことによって、他の職員の指導や業務のカバーなど保育士の負担が増えることが考えられます。

そこで、ある程度保育士の人数がいるかどうかも調べてみると良いでしょう。

まとめ

企業主導型の保育園は、企業がある程度自由に運営している保育園であるため、その保育園によってさまざまな特色があります。皆さんそれぞれの要望に合わせ、働きやすい保育園が見つかるといいですね。

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